今回は、英文契約書に限らず、一般に契約書でよく使用されている用語である「正当」と「適切」について、その意味と使われ方について契約書翻訳の観点から少し見てみました。まずは、それぞれの意味を調べてみます。 「正当」とは。 […]
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機密保持義務に関する条項(Confidentiality)、機密保持契約(Confidentiality Agreement)/非開示契約(Nondisclosure Agreement)に見られる用語「Receiving Party」と「Disclosing Party」
今回は、英文契約書翻訳に携わる中で、経験上、よく目にしたり、よく使われる条項について契約書翻訳の観点から簡単な例文を作成してその用例(一部ですが)を見てみます。 1. 英文契約書に共通してみられる条項 前回、「契約の目的 […]
契約の目的・種類
契約の目的・種類のごく簡単な説明 契約の目的の1つは 「契約」とか「契約書」という言葉を日常、何気なく使っています。法律用語辞典で「契約」を見ると、最初に「相対する意思表示の合致(合意)によって成立する法律行為………… […]
英文契約書の長文読解-すっきり翻訳の心得 その2
英文契約書の長文読解 英文契約書には長文の部分が多く登場します。英文を読む上で長文読解は難しい分野です。 そのため、例えば、英文に関する多くの試験では、長文読解が大きな配点を占めている場合が多々見られます。契約書翻訳の視 […]
販売店契約と代理店契約 その2
販売店契約と代理店契約の違い 販売店契約と代理店契約 - リスク負担による違い 以前、英文契約書における販売店契約と代理店契約の違いについて、簡単に書いたことがあります。その中で、その違いを、主としてリスク負担の問題でと […]
英文契約書の用語、構文 (その22)(別紙/付属文書について)
英文契約書の別紙/付属文書、「Addendum」、「Annex」、「Appendix」、「Attachment」、「Exhibit」、「Rider」、「Schedule」等 英文契約書を読んでいると、ほぼ必ずといって […]
英文契約書の長文読解-すっきり翻訳の心得 その1
「英米法」と「大陸法」 契約書翻訳に際して、英文契約書や英文契約書の解説書に接していると、よく「大陸法」とか「英米法」とかという言葉を目にします。周知のように、「英米法」は、イギリス、カナダ、アメリカ、オーストラリア等、 […]
英文契約書の用語、構文(その21) 「文頭の否定」
英文契約書における文頭の否定 前回、「In no event shall」で始まる文章について見てみました(「In no event shall」に導かれるその後の文章部分は、[~でない]の意味になる)。 例:In no […]
英文契約書における独特の用語、構文(その20)「 no event shall」
英文契約書における文頭の否定 英文契約書を見ると、定義条項が設定されており、重要な語句に一貫した意味を与えています。また定義条項に加え、さらに各条項に、文言が定義されている場合もあります。定義条項がない場合でも、各条項に […]
英文契約書の条項「一般条項」 (その3)「修正条項」
今回は、英文契約書の条項-修正条項について契約書翻訳の観点から見てみます。 英文契約書では、書面重視の考え方、習慣等から、一般に、その内容は考え得るすべての事項を可能な限り取り決める傾向があります。 これらは、以前に触れ […]